バリ島で一番信仰されているのは『バリ・ヒンズー教』。バリヒンズーは ウク暦 と サカ暦 の2つの暦に従って生活しています。『ニュピ』はサカ暦の新年にあたり、1年で最も重要な日。
ニュピ当日は日の出から丸1日、火・電気を使わない、仕事をしない、外に出ない、殺生をしない 『静寂の日』と決められており、欲を捨て、静寂の中で静かに悪霊が去るのを待つとされています。
空港も閉鎖、道路も緊急車両以外は通行不可。1年に1回くらい、そんな日があってもよいのではないかと思ってしまいますね。(年により日にちは変わりますのでご注意ください)。旅行者はホテルの敷地内では普通に過ごせます。ビーチはだめですがプールやスパなどは大丈夫です。外出することは一切できません。(捕まります)
ニュピの前日は『オゴオゴ』と言う大きなお祭りがあります。各町内会(バンジャール)ごとに、大きな悪霊の化身である人形(はりぼて)を作って、ぶつけ合い壊して悪霊を追い払うというもの。バリ島内の道路はことごとく通行禁止になり、数ヶ月前から力を入れて製作したオゴオゴを競い合うというにぎやかなお祭りとなります。
お金も時間も知恵も出し合って、それはそれはみごとは怖いオゴオゴが完成。
大晦日に地元の人も、観光客も一緒になって楽しめるお祭りです。
バリ島の契約会社スタッフ 早野氏が送ってくださった、2017年オゴオゴを一部ご紹介しますね。
みんなで組み立てて、山車の上にのせて運びます。
夜のオゴオゴはライトアップされてさらに幻想的で怖い!!
一度、オゴオゴ&静寂の日 を体験してみませんか?